2008/07/11
07:13:12
昨日はお寺に『お施餓鬼(せがき)』というのに行って来ました。
漢字からしてなんかあまりよくなさそうな感じがしますが(笑)
お盆のときに行われるのが通常だそうです。
ではそもそも、お盆とは?
お盆は 『盆と正月』と 言うように 日本の重要な年中行事の ひとつに数えられています。 正式には 『盂蘭盆会』といい インドの古い言葉 『ウランバナ』を 漢字に訳したものです。 『ウランバナ』の 意味は 『さかさまに ぶら下げられる』ほどの 苦しみを表現しています。 お盆の行事の目的は もし 祖先がそのような 苦しみにあっているのであれば 救いたいと 願う心から 生まれた行事と言えます。
お盆の由来は 『仏説盂蘭盆会経』という 経典がもとになっていると言われています。 これによると お釈迦様の十大弟子で 神通第一と 称される 目連尊者という方が 神通力により 亡き母の行方を 探してみると 母は 餓鬼道に落ち 苦しんでいました。 餓鬼道の世界は 食べ物も食べられず 水も飲めない とてもつらい苦しい世界です。 目連尊者は なんとか母を 救えないかと お釈迦様に 助けを求めました。 すると お釈迦様は 『お前の母の罪は とても重い 人に施すことをせず 自分勝手な人間だった だから 餓鬼道に落ちたのだ』 と さとしました。 目連尊者は お釈迦様の 教えに従い
僧たちの 修行の最終日である 七月十五日に 仏弟子を集め 母の 追善供養を いたしました。 すると その功徳のおかげで 母は
餓鬼道をのがれ 天上界へ 昇ることが出来ました。 この お話が お盆の起源とされています。 一般的にお盆は 地域によりわかれますが 七月十三日から十五日
あるいは 八月十三日から十五日と されています。 この期間は ご先祖様や 亡くなった方の霊が 帰ってくると言われており ご先祖様は 明かりに導かれて 帰ってきます。 迎え火をたいたり 軒下に 提灯を 吊るすのは このためです。 迎え火は 十三日の夕方に 家の門口で オガラを燃やし ご先祖様を お迎えします。 家の中には『精霊棚』(盆棚)を備え ご本尊様・お位牌をまつり 三具足等を出し お花やお供物をお供えします。 通常の仏壇と違うのは 精霊棚に真菰(まこも)を敷く・キュウリで作る馬・ナスで作る牛を飾ること 閼伽水・水の子・ミソハギを 用意することです。 送り火は 十六日の夕方に 家の門口で オガラを燃やし ご先祖様を お送りいたします。 この期間に ご先祖様のお墓参りをし お寺様を招き ご自宅の仏壇に 棚経をあげていただきます
四十九日の忌明けがすんで 初めて迎えるお盆が『初盆(新盆)』です。 初盆では 特別に お飾りやお供えを 盛大にしたりします。 また 先祖代々の位牌とは別に その人の位牌を安置し 新仏様の供養を します。 お盆の直前に 亡くなられた方は 死者の霊は 四十九日忌を迎えなければ 忌明けがすまないことから 翌年のお盆が 初盆となります
(仏事豆知識より)

(注:写真は内容と直接関係ありません)
では『お施餓鬼』とは?
お施餓鬼は 餓鬼道の世界に落ちて 苦しんでいるものに 飲食を施すという意味で すべての生き物の生命を 尊ぶことを 教えています。 人間としてある私たちも いつかは 餓鬼道に落ちるかもしれませんので 施すことを 怠っては行けないということでしょう。 『施餓鬼会』は 通常 お盆の時期に行われますが 本来は 特定の日に限定されるものではございません。 お盆の由来の 目連尊者のお話と 施餓鬼の由来の 阿難尊者のお話が 似ていることから この時期に行われるようになったようです
お施餓鬼の由来は 『仏説救抜焔口陀羅尼経』という 経典が もとになっていると言われています。 これによると お釈迦様の十大弟子で 多聞第一と 称される 阿難尊者という方が 静かな場所で 瞑想していると 焔口という餓鬼が あらわれ 『お前は三日後に死に そして 私のように醜い 餓鬼に生まれ変わるだろう』と 言われました。 驚いた阿難尊者は どうしたらその苦を のがれることができるかと 餓鬼にたずねました。 餓鬼は『無数の餓鬼たちに 飲食を施し 仏のさとりを 供養してほしい そうすれば 自分や餓鬼道で 苦しむ者達は救われ お前の生命も のびるであろう。』と いいました。 阿難尊者は お釈迦様に 助けを求めました。 すると お釈迦様は『施餓鬼棚に 山海の飲食を お供えし 僧達と共に 施餓鬼会の法要をしなさい そうすれば すべての餓鬼に 施されるであろう』と 言われました。 阿難尊者は お釈迦様の教えに従い 多くの修行僧達と 共に お供え物をし 供養をしました。 その結果 阿難尊者の 生命は救われ お釈迦様の 弟子の中で 最も長生きをしました。 この お話が お施餓鬼の起源とされています。
(仏事豆知識より)
こういった法要の営みは近年において参加される方も若い世代に移行すつつあるせいか
少なくなってきて、またその場でもほとんど若い方は見られず、年配から上の人たちがほとんど
でした。こういった風習や慣習というのはお墓や宗教の問題もありますが、なかなか
引き継がれなくなってきてしまうのかなと思うと寂しくもあります・・・
自分は父が2年前に他界してお墓に入ってるので、お墓参りやこういった法要など
先祖を敬うことは非常に大事なことだと考えていますので、わからないことは母親にきいて
嫁さんも一緒に自発的に覚えていこうとしてくれてるので、息子たちに引き継ぎたいと
思ってます。
かたい話ですみませんでした。
あっ!魔法のプリンはまた次回ですみません・・・
引っ張るなあ・・・(苦笑)
さて今日7月11日は何の日?
☆真珠記念日
1893(明治26)年、三重県鳥羽町の御木本幸吉夫妻が、初めて真珠の養殖に成功した。
養殖場を始めてから3年目で、半円形ながら5粒の養殖真珠が収穫された。円形の真珠は1906(明治39)年に完成した。
☆世界人口デー(World Population Day)
国連人口基金(UNFPA)が1989(平成元)年に制定。国際デーの一つ。
1987(昭和62)年のこの日に、地球の人口が50億人をこえたことから、世界の人口問題への関心を深めてもらう為に制定された。
国連は、この日にユーゴスラビア(当時)のザグレブで生まれた男の子を50億人目と認定し、デクエヤル事務総長がかけつけて祝福した。
1999(平成11)年10月12日には60億人を突破し、毎年約7800万人のペースで増加している。
☆YS-11記念日
1962(昭和37)年、初の国産旅客飛行機YS-11が完成した。

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漢字からしてなんかあまりよくなさそうな感じがしますが(笑)
お盆のときに行われるのが通常だそうです。
ではそもそも、お盆とは?
お盆は 『盆と正月』と 言うように 日本の重要な年中行事の ひとつに数えられています。 正式には 『盂蘭盆会』といい インドの古い言葉 『ウランバナ』を 漢字に訳したものです。 『ウランバナ』の 意味は 『さかさまに ぶら下げられる』ほどの 苦しみを表現しています。 お盆の行事の目的は もし 祖先がそのような 苦しみにあっているのであれば 救いたいと 願う心から 生まれた行事と言えます。
お盆の由来は 『仏説盂蘭盆会経』という 経典がもとになっていると言われています。 これによると お釈迦様の十大弟子で 神通第一と 称される 目連尊者という方が 神通力により 亡き母の行方を 探してみると 母は 餓鬼道に落ち 苦しんでいました。 餓鬼道の世界は 食べ物も食べられず 水も飲めない とてもつらい苦しい世界です。 目連尊者は なんとか母を 救えないかと お釈迦様に 助けを求めました。 すると お釈迦様は 『お前の母の罪は とても重い 人に施すことをせず 自分勝手な人間だった だから 餓鬼道に落ちたのだ』 と さとしました。 目連尊者は お釈迦様の 教えに従い
僧たちの 修行の最終日である 七月十五日に 仏弟子を集め 母の 追善供養を いたしました。 すると その功徳のおかげで 母は
餓鬼道をのがれ 天上界へ 昇ることが出来ました。 この お話が お盆の起源とされています。 一般的にお盆は 地域によりわかれますが 七月十三日から十五日
あるいは 八月十三日から十五日と されています。 この期間は ご先祖様や 亡くなった方の霊が 帰ってくると言われており ご先祖様は 明かりに導かれて 帰ってきます。 迎え火をたいたり 軒下に 提灯を 吊るすのは このためです。 迎え火は 十三日の夕方に 家の門口で オガラを燃やし ご先祖様を お迎えします。 家の中には『精霊棚』(盆棚)を備え ご本尊様・お位牌をまつり 三具足等を出し お花やお供物をお供えします。 通常の仏壇と違うのは 精霊棚に真菰(まこも)を敷く・キュウリで作る馬・ナスで作る牛を飾ること 閼伽水・水の子・ミソハギを 用意することです。 送り火は 十六日の夕方に 家の門口で オガラを燃やし ご先祖様を お送りいたします。 この期間に ご先祖様のお墓参りをし お寺様を招き ご自宅の仏壇に 棚経をあげていただきます
四十九日の忌明けがすんで 初めて迎えるお盆が『初盆(新盆)』です。 初盆では 特別に お飾りやお供えを 盛大にしたりします。 また 先祖代々の位牌とは別に その人の位牌を安置し 新仏様の供養を します。 お盆の直前に 亡くなられた方は 死者の霊は 四十九日忌を迎えなければ 忌明けがすまないことから 翌年のお盆が 初盆となります
(仏事豆知識より)

(注:写真は内容と直接関係ありません)
では『お施餓鬼』とは?
お施餓鬼は 餓鬼道の世界に落ちて 苦しんでいるものに 飲食を施すという意味で すべての生き物の生命を 尊ぶことを 教えています。 人間としてある私たちも いつかは 餓鬼道に落ちるかもしれませんので 施すことを 怠っては行けないということでしょう。 『施餓鬼会』は 通常 お盆の時期に行われますが 本来は 特定の日に限定されるものではございません。 お盆の由来の 目連尊者のお話と 施餓鬼の由来の 阿難尊者のお話が 似ていることから この時期に行われるようになったようです
お施餓鬼の由来は 『仏説救抜焔口陀羅尼経』という 経典が もとになっていると言われています。 これによると お釈迦様の十大弟子で 多聞第一と 称される 阿難尊者という方が 静かな場所で 瞑想していると 焔口という餓鬼が あらわれ 『お前は三日後に死に そして 私のように醜い 餓鬼に生まれ変わるだろう』と 言われました。 驚いた阿難尊者は どうしたらその苦を のがれることができるかと 餓鬼にたずねました。 餓鬼は『無数の餓鬼たちに 飲食を施し 仏のさとりを 供養してほしい そうすれば 自分や餓鬼道で 苦しむ者達は救われ お前の生命も のびるであろう。』と いいました。 阿難尊者は お釈迦様に 助けを求めました。 すると お釈迦様は『施餓鬼棚に 山海の飲食を お供えし 僧達と共に 施餓鬼会の法要をしなさい そうすれば すべての餓鬼に 施されるであろう』と 言われました。 阿難尊者は お釈迦様の教えに従い 多くの修行僧達と 共に お供え物をし 供養をしました。 その結果 阿難尊者の 生命は救われ お釈迦様の 弟子の中で 最も長生きをしました。 この お話が お施餓鬼の起源とされています。
(仏事豆知識より)
こういった法要の営みは近年において参加される方も若い世代に移行すつつあるせいか
少なくなってきて、またその場でもほとんど若い方は見られず、年配から上の人たちがほとんど
でした。こういった風習や慣習というのはお墓や宗教の問題もありますが、なかなか
引き継がれなくなってきてしまうのかなと思うと寂しくもあります・・・
自分は父が2年前に他界してお墓に入ってるので、お墓参りやこういった法要など
先祖を敬うことは非常に大事なことだと考えていますので、わからないことは母親にきいて
嫁さんも一緒に自発的に覚えていこうとしてくれてるので、息子たちに引き継ぎたいと
思ってます。
かたい話ですみませんでした。
あっ!魔法のプリンはまた次回ですみません・・・
引っ張るなあ・・・(苦笑)
さて今日7月11日は何の日?
☆真珠記念日
1893(明治26)年、三重県鳥羽町の御木本幸吉夫妻が、初めて真珠の養殖に成功した。
養殖場を始めてから3年目で、半円形ながら5粒の養殖真珠が収穫された。円形の真珠は1906(明治39)年に完成した。
☆世界人口デー(World Population Day)
国連人口基金(UNFPA)が1989(平成元)年に制定。国際デーの一つ。
1987(昭和62)年のこの日に、地球の人口が50億人をこえたことから、世界の人口問題への関心を深めてもらう為に制定された。
国連は、この日にユーゴスラビア(当時)のザグレブで生まれた男の子を50億人目と認定し、デクエヤル事務総長がかけつけて祝福した。
1999(平成11)年10月12日には60億人を突破し、毎年約7800万人のペースで増加している。
☆YS-11記念日
1962(昭和37)年、初の国産旅客飛行機YS-11が完成した。

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